コラム

2023.12.20

スポーツジムにおけるシフト管理とは?業務特性に基づいて紹介

シフト管理

業種別

スポーツジムのシフト管理

筋トレやランニング用のマシン、エクササイズなどをするスタジオ、スイミングプールなど複合的な設備からなるスポーツジム(フィットネスクラブ)。最近では24時間いつでも自分のライフスタイルに合わせて気軽にトレーニングができるクラブも出現しています。この記事では、スポーツジムの特性に合わせたシフト管理のポイントを紹介します。

1.スポーツジムのシフト管理の特性

スポーツジムのシフト管理

(1)スタジオレッスンにインストラクターが必要

スポーツジムでは日々さまざまなスタジオレッスンが開催されています。

レッスンは曜日や時間帯で内容が固定されていることがほとんどで、人気のプログラムには多くの会員が参加します。

「レッスンできるインストラクターがシフトに入れないため休講になってしまった」といった事態はなんとしても避けたいものです。

(2)ジム・スタジオ・プールでそれぞれ役割が異なる

スポーツジムは、トレーニングマシンなどの器具を備えたジム、ダンスやエクササイズをするスタジオ、水泳や水中ウォーキングができるプールなど、複合的な設備で構成されています。

さまざまな運動機会を提供する分、インストラクター側の業務は多岐に渡ります。そのため「受付チーム」「トレーニングマシン担当チーム」「スタジオチーム」「プールチーム」のように、チームごとにシフトを管理している企業が多いです。

限られたスタッフで、人員に過不足が無いよう工夫しながらシフトを作成する必要があります。

(3)複数店舗を掛け持ちするスタッフもいる

近隣エリア内に複数店舗があるような大企業のスポーツジムでは、それぞれの店舗を掛け持ちして勤務するスタッフも多くいます。

この場合も、平日に会員が利用することが多いビジネス街の店舗なのか、休日に利用者が多い郊外型の店舗なのかなどで、シフトの組み方を工夫する必要があります。

2.スポーツジムのシフト管理のポイント

スポーツジムのシフト管理

(1)レッスンのインストラクターの確保

スポーツジムのスタジオレッスンにおいて、インストラクター不在でプログラムが開催できない、という事態はどうしても避けなければいけません。

レッスンプログラムに対して確実にインストラクターを配置するために、以下のような考慮が必要になってきます。

  • レッスンプログラムは事前に各会員にアナウンスされている内容で遂行できるよう、インストラクターの確保を最優先で行なう。
  • 1つのレッスンプログラムに複数のインストラクターが対応可能な場合、他のレッスンとの兼ね合いを考えて最適なインストラクターを割り当てる。
  • プライベートレッスンでは、会員とインストラクターの間でレッスン日が決められるケースもあるため、その情報がシフト作成時に確実に反映されるよう工夫する。

(2)各チーム同士の連携

スポーツジムのシフト管理においては、マシンジム、スタジオ、プール間で従業員を上手く配置する必要があります。

そのため、シフト管理においては以下のようなチーム同士の連携が必要です。

  • ジム、スタジオ、プールでそれぞれ担当は分かれている場合でも、人員に過不足が生じた場合、ジム、スタジオ、プール間で応援対応ができる環境を整える。
  • インストラクター業務以外のフロント業務やバックオフィス業務も確実に従業員を割り当てる。

(3)人員不足の店舗への応援

小型店がいくつもある場合は、複数店舗のシフトをまとめて管理する方法や、以下のような工夫が有効です。

  • 従業員数が少ない小型店のシフト作成は、複数店舗まとめて作成することをスタンダードとする。
  • 従業員が不足する店舗へは応援要員を派遣させるため、応援要員の事前登録と不足店舗への派遣を素早くおこなえる体制を構築する。

3.ここまでのまとめ

スポーツジムのシフト管理

フィットネスクラブは、老若男女を問わずに利用できる施設であり、健康増進やストレス解消などに利用される現代社会では必要不可欠な施設となっています。

また、プライベートレッスンに対するニーズや、24時間いつでも利用したいというニーズなど、時代のニーズに応じたサービスを提供していく必要もあります。

時代のニーズに応じたサービスを提供していく為には、ハード面だけではなく、インストラクターや従業員が働きやすい環境づくりといったソフト面での改善が必要になってきます。

現場の生産性向上、ムリ・ムダ・ムラのない店舗運営のためには、シフト管理システムを利用することも有効です。

4.スポーツジムのシフト管理事例

JR東日本スポーツ様のシフト管理改善事例

関東圏を中心に駅近のフィットネスクラブを運営する株式会社JR東日本スポーツ様。

2021年春のアールシフト導入によって、店舗のシフト管理や人員配置の「見える化」や、スタッフの働きやすさ向上などの変化があったといいます。

これまでセクションごと存在していたシフト表が1枚にまとまったことで、セクション同士でシフトを補い合える基盤づくりができました。

JR東日本スポーツ様のシフト管理事例を読む

5.4年連続No.1シフト管理システム「アールシフト」

(1)小売業・サービス業の導入店舗数1万店超

アールシフトは、小売業やサービス業のシフト管理に特化したシステムです。

おかげさまで2020年〜2023年と4年連続で「従業員数1,000名以上の小売業」における導入数No.1(※東京商工リサーチ調べ)となりました。

全国展開しているスーパー、生活雑貨店、レンタルビデオ店、衣料品店、ホームセンター、映画館、空港、コールセンターなど幅広い業種の企業様に選ばれています。

(2)柔軟にカスタマイズ可能

選ばれる理由の一つが、カスタマイズの柔軟性です。

シフト管理においては企業ごとに設けている独自ルールや細かな要望があるかと思います。

アールシフトなら800を超える標準機能から独自にオーダーメイドが可能です。

「店内レジと屋外レジの違いを考慮して割り当てたい(ホームセンター向け)」

「薬剤師と登録販売者を確実にシフトに入れたい(ドラッグストア向け)」

といった業種特有のシフト管理方法も、標準機能で既に搭載されています。

標準機能だけでは対応しきれない個別カスタマイズにももちろん対応。

お客さまの企業特性を理解した上で、設定のチューニングを行ないます。

(3)シフト管理+人時生産性向上を同時に実現

アールシフトではレイバースケジューリング理論(LSP)や統計分析手法、AI手法などを全面採用。仕事と人をMH(人時)で把握し、ムリ・ムダ・ムラの最も少ない効率的なシフトを実現しました。

誰が使用してもスピーディに高精度なシフト表が作成できるよう、当社独自の最適化手法を備えています。

(4)直感的に操作できる現場志向のシステム

高精度なシステムでありながら、直感的な操作でシフトが自動作成できるよう、インターフェースにも徹底的にこだわりました。基本操作はマウスだけでOK。公休と有休の色分け表示や、白黒印刷したときの見やすさなど、現場の方々が求める機能を実装しています。

システム自体の素早いレスポンスも好評です。

アールシフトについて問い合わせる

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