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売場部門におけるシフト管理のポイント

部門によって異なる難易度の違い

単一のレジ部門とは異なり、売場部門のシフト管理では、生鮮部門と非生鮮部門でシフト管理に対するニーズと難易度が多少異なってきます。

 生鮮部門 : 加工作業などを重視したシフト管理
 非生鮮部門: 品出作業などを重視したシフト管理

どちらかと言うと、生鮮部門では加工作業がある分、非生鮮部門よりはシフト管理が難しくなります。
特に、加工作業をどの様に組み立て、どの様に作業を割り当てるかが難しく、現状では生鮮部門のシフト管理が上手くシステム化されていないのが現状ではないでしょうか?

生鮮部門のイメージ

生鮮部門の管理ポイント

では、生鮮部門の管理ポイントは何でしょうか?
私は、以下の点がポイントであると考えています。
  • 1) 当日の売上数がある程度正確に予測できる。
  • 2) 売上予測数に合わせた加工計画が立てられる。
  • 3) 加工計画を実行できる従業員が確保されている。
  • 4) 最終的にシフト表(作業割当表)として作成できる。

売上数の予測

売上数の予測が必要となる商品としては、いずれも店内加工を要するものですが、次のような商品が挙げられます。
 鮮魚部門→刺身、切り身、焼き魚、など
 青果部門→小分けやパッキングを要する商品
 精肉部門→スライスやパッキングを要する商品
 惣菜部門→揚げ物、焼き物、弁当、寿司、など

売上数を予測するには、統計分析手法の導入が良いと思っています。
専門的な知識がないと統計分析手法を使って売上数を予測するのは難しいですが、市販の需要予測ソフトを利用すればできないことはありません。

ただ、需要予測ソフトを使うこと自体が難しい面があり、専任者のサポートが必須になってくると思います。 当ブログでも、統計分析手法をどう使うかに関して、別の機会に述べたいと思っています。

シフト表(作業割当表)の作成

加工計画を立てた後は、いよいよシフト表(作業割当表)の作成になります。
当日出社予定の従業員に加工計画で立てた作業を割当てていきます。
これは、正にレイバー・スケジューリングの実践になります。

手作業でシフト表を作成することは結構難しく、かつ継続させるには管理者の作業負荷が大きくなってしまいますので、やはりLSPシステムの力を借りる必要があります。

当ブログの「レイバー・スケジューリングの本質」の所でも述べましたが、あまり最初から細かく行おうとせず、大まかな作業のくくりで、大まかな作業時間の定義で十分だと思います。
まずは、出来る所から実践し、徐々に管理レベルを上げていくことが重要だと考えています。

非生鮮部門の管理ポイント

非生鮮部門は品出し作業などが中心となると言いましたが、もう少し詳しく言うと、発注作業 → 荷受作業 → 品出作業が中心であり、これらをエクセル等で一覧表化し、レイバー・スケジューリングの考え方に従ってシフト表(作業割当表)の作成を行います。

ですから、ここでは生産管理の考え方は特に必要ではない為、生鮮部門よりシフト表の作成がやり易いと言えます。

作業一覧表の作成段階で注意すべき点としては、以下の2項目だと思います。
  • 1) 曜日によって作業が有ったり無かったりする。
  • 2) 曜日によって作業時間の大小がある。
従って、これらの点を反映した作業一覧表を作成する必要があります。

おわりに

シフト表を作成することは、レイバー・スケジューリングの導入を意味すると言いましたが、レイバー・スケジューリングの導入にあたっては注意すべき点が多々あります。 これに関しては、別途述べたいと思います。