スーパーマーケットの業務特性とシフト管理

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スーパーマーケットの業務特性とシフト管理

スーパーマーケットの業務特性とは?

スーパーマーケットは、ごく身近な小売業として私たちの日常生活の中で切っても切り離せないものとなっています。生鮮食品、総菜品、日配品、一般食品を中心とした品揃えで私たちの食生活を広範囲に支えています。
衣食住の内、スーパーマーケットは食品を中心にビジネスを行っていますが、近年では他の業態でも食品の取り扱いを強化しており、コンビニエンスストアやドラッグストアなどとの競合も激しくなっています。

そのような中で、スーパーマーケットでは他業態との差別化を図るため、特に総菜品の強化に力を入れています。少子高齢化や共稼ぎ世帯の増加などから総菜品の需要は年々拡大しており、総菜品の品揃え強化がスーパーマーケットの大きなテーマになっています。従来は、外部業者から総菜品を仕入れて販売するスーパーマーケットも多かったと思いますが、最近では店内加工で出来立ての総菜品を販売するところが多くなったと感じています。その分、総菜担当者の作業負荷も大きくなっていると思います。

また、販売形式としてはセルフサービス形態を取っていますが、レジ業務やバックヤード業務では、多くの従業員を必要としています。特に、レジ業務では数十人のパートやアルバイトを必要としており、その管理はレジ責任者の大きな負担になっています。中でもシフト作成業務には頭を悩ましているところが多く、レジ責任者の業務負荷の上位を占めています。

以上のような点からスーパーマーケットの特徴を要約すると、以下の3点を挙げることができると思います。
  • 1)レジ業務の人員が多く、シフト表作成に多くの労力を割いている
    2)バックヤードの業務が多く、業務の効率的な運用に苦労している
    3)天候などによる来店客数の変動があり、ムリ・ムラ・ムダを生じやすい
これらの特徴から、スーパーマーケットのシフト管理もスーパーマーケットの特徴を考慮したものが必要になってきます。

スーパーマーケットにおけるシフト管理とは

ここでは、スーパーマーケットにおけるシフト管理で考慮すべき点について述べたいと思います。
まずはじめに、「レジ業務の人員が多く、シフト表作成に多くの労力を割いている」というスーパーマーケットの特徴から、以下のような考慮がシフト管理には必要になってきます。
  • 1日の中の来店客数の流れを読み、繁忙時間帯と閑散時間帯を把握した上で、ムリ・ムラ・ムダの無いシフト組みを行う必要がある。
  • 食事休憩や業務休憩は確実に取る必要がある為、休憩時間帯のフォロー体制をしっかりシフト組みに反映する必要がある。
  • レジの配置でも忙しいレジと比較的余裕のあるレジが出てくる為、レジ作業が平等になるようにシフト組みを行う必要がある。
次に、「バックヤードの業務が多く、業務の効率的な運用に苦労している」というスーパーマーケットの特徴から、以下のような考慮がシフト管理には必要になってきます。
  • 必要な業務内容を洗い出し、それらを曜日別時間帯別の作業モデルに落とし込んで、やるべき作業の見える化を行う必要がある。
  • 曜日別作業モデルの他に、特殊日に対する作業モデル(例えば、棚卸日、創業祭、等々)も作成する必要がある。
  • 社員、パート、アルバイトの個人別作業スキルを正しく把握し、誰にどの作業を行わせるのがベストなのかを把握する必要がある。
また、「天候などによる来店客数の変動があり、ムリ・ムラ・ムダを生じやすい」というスーパーマーケットの特徴から、以下のような考慮がシフト管理には必要になってきます。
  • どの程度来店客数が変動するのかを読み、事前に立てたシフト計画や作業計画へのインパクト度合いを判断する必要がある。
  • 特に、レジ部門で要員の過不足が生じ易く、不足する時は他部門からの応援を、また逆に過剰になるときは他部門へ応援に出すなどの柔軟性が必要になる。

以上が、スーパーマーケットにおけるシフト管理上の主な考慮点になると考えています。
スーパーマーケットは、地域住民に取ってなくてはならない存在になっています。しかし、その分競業他社との競争も多く、「良い品をより安く提供する」ことを掲げているスーパーマーケットにとっては、効率的な店舗運営が必須の条件になっています。
その為には、事前の作業計画や要員計画が極めて重要であり、それらの計画を確実に実施することを的確にフォローできるシフト管理システムの重要性は、他の業種以上に高いものがあると考えています。
消費者のニーズがますます高度化、複雑化していく中で、セルフサービス形態を取るスーパーマーケットでもお客様に対してはよりフレンドリーであると同時に、業務面では今まで以上に科学的であることが求められていると言えます。